2005/12/25「森のメルヘン」感想文
ストーリ−
突然の事故により引き裂かれてしまったケインとミエル。 そんなある日、森で傷ついた鹿を助けたケインは、その鹿に導かれ森の奥にある古城へとやってきます。 とそこへ、ビンババに助けられ森の女王として生き続けていたミエルが現れます。 その時、突然2人の前に森の侵略者、野猿達が凶暴な牙を剥き出しにして襲ってきました。
深い愛によって結ばれていた2人は、強くお互いを求め探し続けます。
そこに住む森の魔法使いビンババは鹿を助けてくれたお礼にケインを舞踏会に招待します。
森の住人達の華やかな踊りや目の回るようなアクロバットにすっかり魅了されるケイン・・・。
ついに再会を果たした2人はお互いの愛を確かめ合います。
しかし、ミエルにはケインに打ち明けることの出来ない秘密がありました。思い悩むミエル。
迎え撃つ森の住人達!果して森の運命は、そしてケインとミエルの運命は!
1回目は最前列、2回目は最後列から3列目で拝見。 最後列で見た方が楽しめた、フシギなショーでございました。
それはなぜかというと...
広範囲でアクロバットが展開されるので、後方のほうが一度に全体を見渡せてよろしいです。 最前列だと迫力はありますが、かなり上下左右に首を振らないといけないので(笑)
(A)主要キャストの3人(ケイン、ミエル、ビンババ)+(B)歌舞団のみなさん+(C)雑技団の3種混成ショーです。 ここで(B)歌舞団のみなさんと(C)雑技団は森の住人の役なのだけれど、主要キャストと比べると「演じる」という面が、やっぱり弱いかな。森の住人というよりも、衣装を着た歌舞団・雑技団の人に見えてしまう。
最前列だと、立ち姿や目線が、「演じる」修行をしてきた人と、そうでない人とは違うなあ...と気になってしまうです。
これが最後列だと、そういう細かい部分が気にならず、純粋にショーを楽しめてしまうのでございました。
後方は、空いているのでゆったり見られるという利点もあるですね。
後方センター柱の前の席がベストポジションかな。全体が一望できて、しかも後ろは柱。牢名主にでもなったような気分です♪
さて、「森のメルヘン」には、リアルなものが2つ登場します。ひとつはケインの衣装、もうひとつは「突然の事故=交通事故」。現実世界からファンタジーの世界へつながる構造。
ケインは現実の世界、ミエルは森の精霊の世界(ファンタジーの世界)と、違う世界で生きることになるけれど、心はつながっているんだよーっていうお話なんですね。
重箱の隅ですが... 鹿がでてきます。しかし、歩く姿、あれじゃあ鹿じゃなくて熊さんだよう(笑) 鹿の後ろ足のヒザに見える部分って、実はカカトなんだってさ♪
意外に座りやすい椅子だったので、調べてみたらこちらの椅子のよう。定価数万円だけのことはあるですね。パイプ椅子とは比べ物になりませんな(笑)